先週の日曜、国道246号沿いのとても単調でまっすぐな道を広尾から渋谷へ向かい一人で歩いた・・・渋谷と広尾をつなぐ数ある道の中、お世辞にも興味深いとは言いがたい選択だったが、気持ちよく意味のある散歩だった。
そこに俺は居た・・・
前と同じように、ここに住んでいた頃に一番好きだった事をしている・・・
2週間前に戻っきて以来、一番時間を費やした事・・・
歩いていた・・・
標識、並木、グラフィティ、ステッカー、誰も使っていないような小さな休憩場所,ビルの入り口、駐車場、広告看板、全てを見つめた・・・目に見える限りの細かなディテールを読み取り、想像力を働かせてその裏に隠されたものを観る。
吸収していた・・・
足が痛みながらも歩き続けた。
心はこの上ないくらい澄み渡り、さらに思い出で満たされていた。
4年ぶりのストリート・・・にも関わらず、ずっとここにいた気がする。
この感覚はどこから来るのだ?
何故俺は路上がこんなに心地よいと感じるのか?
考えられるのは、80年代後半にサンパウロでスケーターとして過ごした日々。
それだけが全てだった・・・ただストリートで過ごしていた・・・一日中、時には一晩中・・・友達と一緒に場所を変えながらスケートを続け、誰よりも知り尽くした街を自分達のものだと思い込んでいた。
裏道や近道を熟知し、誰も行きたがらない場所に行き、自分の街の事すら知らない人々を物笑いの種にした。
東京を歩いていると何故かその頃に感じた「自由」を感じる事ができる。
そして、純粋な直感にしたがい歩き続ける。
同じだが違う・・・新しいライフサイクルに向かって。
ふさわしい仲間と正しい道を歩んでいると確信した。
ただひたすら「サイン」を追い求め、その道程を楽しむ。
5月14日から18日まで、原宿のLIFEUNDERZENフローティングストアに来てくれた友人とお客さんに知ってもらいたい大事な事。あなた方のおかげでストア開催はひときわ格別なものになった。
心から感謝している。
帰ってきて良かった。
Jun Matsui
広尾 24/05/2011


